サンマリノが建国(301年9月3日)
サンマリノはイタリア半島の中東部に位置する共和制国家です。サンマリノは通称で正式な名称はイタリア語で「Serenissima Repubblica di San Marino」、英語で「Most Serene Republic of San Marino」です。翻訳すると「最も清らかなる聖マリヌスの共和国」になりますが、通常は「(Repubblica di San Marino、Republic of San Marino、サンマリノ共和国」と表記されます。サンマリノはイタリアに囲まれた内陸の国で、面積は61.2平方キロメートルの小さな国家です。
サンマリノが独立共和国となったのはローマ教皇が独立を承認した1631年ですが、サンマリノが建国されたのは301年という記録が残っています。297年にローマ皇帝ディオクレティアヌスがリミニの城壁の再建の勅令を出した際に、アルバ島(ラブ島)から石工マリヌス(マリーノ)が移住してきました。マリヌスはリミニ司教の助祭となり後に叙階されました。その後、マリヌスの妻と名乗る女性から訴えられたためティターノ山に逃れそこに礼拝堂と修道院を建て隠者となりました。
当時、ディオクレティアヌスはキリスト教を迫害していましたが、ティターノ山は地理的に迫害を受けることはありませんでした。そのような中で教会や修道院を中心とした集落が発展しキリスト教共同体ができました。これが後に修道院を中心に据える国家サンマリノとなりました。あがりました。マリヌスは死後に列聖され聖マリヌスと呼ばれるようになりました。聖マリヌスが教会を創設したのが301年9月3日とされており、この日はサンマリノの共和国創立記念日となっています。サンマリノは現存する世界最古の共和国とされています。
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