お化けススキとも呼ばれるシロガネヨシ
シロガネヨシはイネ科シロガネヨシ属の多年生植物です。シロガネヨシは日本語で漢字では白銀葭・白金葭と書きます。英名からパンパラグラスと呼ばれることもあります。原産地は南アメリカ大陸でブラジル、アルゼンチン、チリなどの草原です。大きく成長して花穂をつけると見栄えがするため観賞用として各国で栽培されており、日本には明治時代に渡来しました。ススキに似た外観で大きいため日本では「お化けススキ」とも呼ばれるようになりました。
シロガネヨシは高さ2~3メートルに成長し、長さ1~3センチメートル、幅2~3センチメートルの細長い葉が根元から密生して伸びる。秋になると茎の上に長さ50~70センチメートルの羽毛のような花穂をつけます。乾燥気味で日当たりの良い場所を好みます。寒さには弱いため寒冷地での栽培に向きません。次の写真はイタリアの北部で秋に撮影したものです。寒冷地ですがしっかりと大きく伸びて花穂をつけています。
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