ケイトウ(鶏頭)には花びらがない(9月5日)
ケイトウはヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の一年生植物です。ケイトウは原産地はアジアやアフリカの熱帯地方と考えられており、日本には野生種は存在せず奈良時代に大陸から伝わりました。ケイトウは万葉集に「韓藍(からあい)」という名前の園芸用の花として登場します。
ケイトウの花は燃えさかる炎を連想させることから燃焼を意味するギリシア語に由来した学名 Celosia argentea がつけられています。また、日本ではその姿がニワトリの鶏冠に良く似ていることからケイトウ(鶏頭)と名付けられました。
ケイトウは夏から秋にかけ赤や桃や黄などの花を咲かせます。ただし花のように見える部分は花ではありません。花に見えるのは茎の先が変形した花序(花穂)です。鶏冠のような形をした部分が花序で、その下部に花びらのないぶつぶつとした小さな花がたくさん付いています。
ケイトウは9月5日の誕生花とされています。
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