ソ連の探査機「ルナ24号」月面着陸(1976年8月18日)
ルナ24号はソビエト連邦の無人月探査計画であるルナ計画の最後に打ち上げられた無人月探査機です。ルナ24号のミッションは月からの無人サンプルリターンです。同じミッションで月面に向かい着陸に失敗したルナ23号のリベンジでもありました。
ルナ24号は1976年8月9日15時4分(UTC)にバイコヌール宇宙基地からプロトンロケットにより打ち上げられました。同年8月11日に軌道修正を行いました。その3 日後に月周回軌道に入り、1976年8月18日06:36(UTC)に北緯12度45分、東経62度12分の危難の海に無事に着陸しました。この場所は着陸に失敗したルナ23号から場所から約2.3キロメートル離れたところです。2012年の調査でルナ24号の正確な着陸位置 は北緯12.7145度、東経62.2097度と判明しています。
地球からの指令によりルナ24号の着陸船はサンプルアームで2メートルほどの深さからサンプルの土を帰還用カプセルに採取しました。同年8月19日05:25(UTC)、着陸船は帰還用カプセルを打ち上げました。同年8月22日、カプセルは地球の大気圏に突入し、その後パラシュート降下し同日05:55 (UT) にシベリア西部スルグトの200km南東に着陸しました。
回収された170.1グラムのサンプルの分析が行われました。1978年2月にソビエトの科学者により月面の土壌に水が含まれているという論文が発表されました。これはアメリカ合衆国のアポロ計画による月面の水の発見の報告を裏付けることにもなりました。
ルナ24号が月面に着陸し探査を行った以降は月面探査は行われず、月面探査は月周回軌道から観測を行う探査機が主流となりました。ルナ24号の月面着陸から37年後の2013年12月14日に中国の嫦娥3号が月面着陸に成功しています。
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