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2023年7月28日 (金)

Good Yearのチャンピオンキャップ

 現在、F1のタイヤはピレリが供給していますが、ピレリは1950年代にもF1にタイヤを供給していました。この時代はダンロップなど複数のタイヤメーカーが参入していました。1960年代になるとダンロップが独占状態になりましたが、1964年から米国のグッドイヤーがタイヤを履いたチームが参戦し、これをきっかけとして翌1965年からグッドイヤーがホンダやブラバムにタイヤを供給するようになりました。1965年の最終戦となった第10戦メキシコGPでホンダのRA272が初優勝したことで、これがグッドイヤーの初優勝になりました。グッドイヤーの368勝の歴史の始まを飾ったのは日本のホンダだったのです。その後、複数のメーカーが参戦しますがグッドイヤーが独占状態となりました。

 自分がF1を見るようになったのは1970年代半ばです。 F1世界選手権の日本開催のきっかけ1974年11月23日に富士グランチャンピオンレース最終戦のイベントとして行われた5台のF1による20周のデモンストレーション走行でした。この2年後の1976年10月22日から10月24日にかけて富士スピードウェイで日本初のF1世界選手権となる「1976年F1世界選手権イン・ジャパン」が開催されました。このレースは1976年のF1世界選手権第16戦として開催されました。1977年10月23日に富士スピードウェイで1977年F1世界選手権第17戦目となる決勝レースが開催されました。このレースでは大事故が発生し、以降のF1日本開催は中止となりました。

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 当時F1のメカニックがかぶっていたグッドイヤーの帽子がかっこ良くてどこかで売っていないかと友達と探しました。するとグッドイヤーのタイヤを販売しているガソリンスタンドで売っていることがわかり買いに行きました。当時の価格で2000円ぐらいだったように思います。このグッドイヤーの帽子はチャンピオンキャップではなく、スタッフがかぶっているつばに刺繍のない帽子です。この帽子は10年ぐらい使っていたのですがボロボロになってしまいました。

つばに刺繍のないGood Yearの帽子
つばに刺繍のないGood Yearの帽子

 ちょうどその頃F1の日本開催の気運が高まり1987年にF1世界選手権第15戦日本GPが開催されました。再びグッドイヤーの帽子を探して帽子屋さんやガソリンスタンドを回ったのですが、見つけることはできませんでした。結局、帽子が手に入ったのは1990年代に鈴鹿サーキットに行ったときです。つばに刺繍のないものを探しましたが見つからず、チャンピオンキャップを買いました。この帽子も長くかぶっていますが、すっかり色あせてしまいました。ジョギングのときにかぶっています。ジョギングの後に水で洗うのですが、そのときだけかつての色が蘇ります。

Good Yearのチャンピオンキャップ
Good Yearのチャンピオンキャップ


 グッドイヤーは1998年にブリジストンが年間王者となるとF1から撤退しました。この帽子も姿を消しました。

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