映画「モスラ」公開(1961年7月30日)
「モスラ」は昭和36年(1961年)に公開された本多猪四郎監督、円谷英二特技監督の東宝製作の怪獣映画です。
昭和29年(1954年)公開の「ゴジラ」で成功を収めた東宝は昭和30年(1955年)に「ゴジラの逆襲」を公開しました。「ゴジラの逆襲」も成功を収めた東宝は昭和31年(1956年)には新しい怪獣ラドンを登場させた「空の大怪獣 ラドン」を公開します。そして、昭和32年(1957年)には東宝初のロボット怪獣モゲラが登場する「地球防衛軍」、昭和33年(1958年)にはむささび怪獣バランが登場する「大怪獣バラン」と怪獣映画の製作を続けました。
東宝の怪獣映画はいったん区切りが付けられましたが、怪獣映画が世界で大人気となったことから世界規模で配給できる新しい怪獣映画を企画することになりました。新しい企画では、これまでの怪獣が暴れ回る内容から脱却し、女性でも楽しく見られるような怪獣映画を制作することになりました。このことから双子の小美人を登場させ、2人を救い出しにやって来る怪獣の物語が作られました。登場する怪獣は悪玉という設定ではなく双子の小美人が暮らしていた島の守護神の巨大な蛾モスラしました。そしてモスラが卵から孵化して幼虫となり繭をへて成体となる成長の過程が描かれました。
モスラで記憶に残っているのは双子の小美人を演じたザ・ピーナッツが歌う「モスラの歌」です。「モスラの歌」はモスラを召喚するための歌です。モスラを召喚する歌が何語だったかは諸説ありますが、本多監督によれば日本語の歌詞をインドネシア語に訳したものとされています。インドネシア語の歌詞をカタカナにしてそれをザ・ピーナッツが歌いました。この意味のわからない歌が小美人とモスラの故郷である南の島を想起させ何とも神秘的だったのです。
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【関連記事】映画「モスラ」公開(1961年7月30日)
・ゴジラまでシェー 怪獣大戦争の公開(昭和40年 1965年12月19日)
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