迷探偵 日本食レストランの謎を探る|フランスで見つけた残念な看板「すき火尭」
フランスのグルノーブルという町に仕事で何度か出かけた。
フランス人の知人が町のちょっと外れに日本食のレストランがあるというので一緒に出かけることにした。
知人は「この店は日本人が経営している」と言う。しかし、迷探偵を自称する私は店の看板を見て「絶対にそんなことはない」と断言したのである。だって、それがこの看板なのである。
ありゃー!こんな看板見たことない!
横書きの看板にすれば問題はなかったはずである。縦書きにするからこのようになってしまったのだろう。
寿 す
司 き
火
刺 尭
身 き
日本人が経営するのであればこのような間違いはしないはずだが、このレストランは「SAPPORO」という名前の店だった。北海道では「寿司」や「刺身」は良く食べるが「すき焼き」はそれほどポピュラーではない。おそらくこのレストランは日本人以外のアジア人が経営しているのではないかと推理する。
ところでこのレストランの場所をGoogle Mapのストリート・ビューで調べてみた。既に店の名前は「SAPPORO」ではなかったが建物の壁を見ると、冒頭の写真と同じであることがわかる。ここに間違いない。
店は日本レストランではないようだ。看板には「NUEF LAMEN」「玖拉面」とある。
NUEFというのはフランス語で9番目という意味である。漢字では「玖拉面」と書いてある。拉面はラーメンであり、玖は九の代用字である。つまり「NUEF LAMEN」と「玖拉面」は同じ意味である。この表記には誤りがない。もしも「SAPPORO」と「玖拉面」の経営者が同じだとするならば経営者は中国人なのかもしれない。
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