ホルモン(焼き肉)はどこの肉なの?|バラエティミートとは
最近、焼き肉やさんに行ってもカルビやロースをあまり食べなくなりました。その代わりハラミ(サガリ)やホルモンをたくさん食べるようになりました。正肉より内臓をよく食べています。
家畜は屠殺されると枝肉が取られます。枝肉とは骨がついたままの状態の肉のことです。枝肉から骨を取り除いた肉を正肉といいます。枝肉を取って残った部分を副産物といい、副産物から皮を取り除いたものを畜産副生物または副生物といいます。副生物は内臓肉全般のことで、モツやホルモンと呼ばれている食用の内臓と食べられない内臓の両方を含みます。
副生物の名前はレバーのように内臓の名前がそのまま使われることもありますが、内臓の形などでつけられた名前も少なくありません。ですから、どの内臓なのかわかりにくいものがたくさんあります。いくつかわかりにくいものを説明しましょう。
牛と豚で共通なものでは、ハツ(心臓)、フワ(肺)、タチギモ(脾臓)、ハラミ・サガリ(横隔膜)、マメ(腎臓)、ヒモ(小腸)、テッポウ(直腸)、コブクロ(子宮)があります。豚の胃はガツと呼びますが牛には胃が4つありミノ・上ミノ(第1胃)、ハチノス(第2胃)、センマイ(第3胃)、ギアラ(第4胃)と呼びます。
内臓肉は価格が安く、ビタミン類、ミネラル分が豊富に含まれています。最近ではバラエティミートとも呼ばれ焼き肉店でも人気のメニューとなっています。
内臓肉は消化吸収が良く、低カロリーであることが知られています。例えば、牛肉の上カルビは100グラムあたり約500キロカロリーですが、レバーは131キロカロリー、ホルモンで165キロカロリーです。最近、カルビやロースと並んで人気が高いハラミでも342キロカロリーです。
ハラミでご飯を食べるととても美味しいですよ。
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