ガッツポーズの日(1974年4月11日)
勝利を自信で讃えるときに行う拳を握って両腕もしくは片腕を掲げる「ガッツポーズ」。このポーズは昔からありましたが特に名前はありませんでした。
このポーズが「ガッツポーズ」と呼ばれるようになったのはプロボクサーのガッツ石松に由来すると言われていますが、実際にこの言葉が使われたのは1972年12月14日に発売された学研のボーリング雑誌「週刊ガッツボール」の「自分だけのガッツポーズつくろう」という記事でした。この記事には当時のプロボーラーたちがガッツポーズをしている写真が掲載されていました。
ガッツは英語で「guts」ですが「ガッツポーズ」という言葉は英語にはありません。「ガッツポーズ」という和製英語は米軍基地内で行われいたボウリング競技に由来します。米国人がストライクを出したときに「ナイスガッツ」と言って腕を掲げるポーズをするのを見た日本人がそそのポーズを「ガッツポーズ」と呼ぶようになりました。
「ガッツポーズ」が世間に広く知られるきっかを作ったのが1974年4月11日に東京日大講堂で行われたWBC世界ライト級タイトルマッチでした。この試合で挑戦者のガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスに8回KO勝ちしタイトルを奪取しました。このときガッツ石松は両腕を掲げて勝利を喜びましたが、この写真をスポーツ報知が「ガッツポーズ」と掲載したことから周知されるようになりました。このことから1947年4月11日が「ガッツポーズの日」とされましたが、前述の通りガッツポーズはボウリング競技に由来します。
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