ホタテガイの体の構造と解剖図
ホタテガイのホタテは帆立
ホタテガイを漢字で書くと帆立貝です。ホタテの貝殻の形が帆船の帆に似ているから帆立貝と名付けられました。江戸時代末期、アメリカのペリーが黒船を率いて日本にやってきました。ペリーが函館に寄港したときにアメリカに持ち帰りました。ホタテは新種の貝とされPatinopecten yessoensis という学名がつけられました。Patinopectenは櫛のような模様を意味し、yessoensisは蝦夷(北海道)を意味しています。
ホタテガイの体の構造
次の図はホタテガイの解剖図です。ホタテの大きな身は貝柱です。貝柱のまわりにあるのはヒレのようなものはエラです。舌のような形をしているのは生殖巣でオスの精巣は白色、メスの卵巣はオレンジ色をしています。
蝶つがいのところにある黒いのはウロ(中腸腺)です。ウロは貝毒がたまる場所として食べないことも多いのですが、市場に出回っているものは貝毒の心配はほとんどありませんので食べても問題はありません。ウロの苦みを好んで食べる人もいます。
ホタテガイの外套膜はヒモと呼ばれます。外套膜にはたくさんの眼がついています。ホタテガイの眼は光を感じることができますが、色を感
じることができません。1個の眼の視野は約100度ありますが、眼がたくさん存在する理由はよくわかっていません。
ホタテガイはタコやヒトデなどの外敵に襲われると勢いよく泳いで逃げます。このとき大きな貝柱を収縮させ内部に海水を吸い込み、蝶つがいから海水を勢いよく吐き出します。ですからホタテガイが泳ぐときは蝶つがいが後ろになります。
ホタテガイをバター醤油の出し汁などで焼いて食べたときには出し汁を残しましょう。そこにご飯を入れてとき卵をかけてかき混ぜ、火を通して煮込みます。イカの塩辛などと食べると最高に美味しいですよ。
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コメント
塩辛を少しずつのせて混ぜながら食べると、とても美味しいです。
最初は自分だけしか食べてませんでしたが、最近は他のお客さんも食べています。
投稿: toshizo | 2009年1月19日 (月) 04時25分
なるほど、そちらでも流行させてくださいね!
投稿: Wisdom96 | 2009年1月15日 (木) 10時10分
うん。美味しそうだ。
投稿: | 2009年1月14日 (水) 10時33分