サイの角(ツノ)は毛
哺乳類の角の多くは骨が変化したものです。角をもつ哺乳類は主に草食動物で偶蹄目ではシカ科・ウシ科・プロングホーン科・キリン科、奇蹄目ではサイ科が角を持っています。角は敵に対する武器として、また縄張りや繁殖時の争いに使われます。
サイは特徴的な大きて立派な角を持っていますがサイの角は骨が変化したものではありません。ですからサイの角の主成分は骨を構成するカルシウムではなく、細胞骨格を構成するタンパク質であるケラチンです。ケラチンはヒトの頭髪や爪、動物の角・蹄・くちばしなどの主成分です。
つまりサイの角は骨質ではなく毛が束になって固まった「中実角」と呼ばれるものです。ですからサイの角は髪の毛と同様に伸びます。そのためサイは硬いものに角を擦り付けて伸びた部分を削ぎ落とす習性をもっています。また角は折れても何ごともなかったように生えてきます。
「中実角」は骨ではないため化石としては残りませんが、角が生える部分の骨が特徴的なため角をもっていた動物かどうか判断することができます。
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