テレビアニメ「おそ松くん」放送開始(1966年2月5日)
「おそ松くん」は赤塚不二夫先生のギャグ漫画です。「おそ松くん」は1962年に小学館の週刊少年サンデーで連載が始まりました。当初は短期連載の予定でしたが、連載開始とともに大人気となり少年キングや学年誌など週刊少年サンデー以外の雑誌でも連載されるようになりました。
赤塚先生は1950年のアメリカ映画で両親と12人の子ども達の日常生活を描いた 「1ダースなら安くなる」にヒントを得て「おそ松くん」を企画しました。当初は映画と同様に12人兄弟の漫画とする予定でしたが1コマ中に12人全員を描くことができないことから6人兄弟にしたそうです。
「おそ松くん」は松野松造と松代を両親とすると松野家の六つ子「おそ松」「から松」「ちょろ松」「一松」「十四松」「トド松」と類い希な周りの人々が織りなすドタバタ劇です。イヤミ、チビ太、ハタ坊、デカパン、ダヨーン、トト子など個性的なキャラクターが子どもたちの心を鷲掴みにしました。また「天才バカボン」や「モーレツア太郎」のキャラクターなども登場するようになり赤塚先生のギャグ漫画のキャラクター総登場みたいになりドタバタに拍車を掛けました。
大人気となったのはやはりイヤミの「シェー」です。このギャグは現在で言えば「バズった」で、瞬く間に爆発的な大人気となり日本中を席巻しました。一般の人から有名人まで日本中でシェーの物真似が大流行しました。
シェーをした有名人は枚挙に暇がありませんが変わったところでは1965年に公開された「怪獣大戦争」ではゴジラが劇中で合計5回も「シェー」のポーズを取っています。
「おそ松くん」がテレビアニメ化され放送が始まったのは1966年2月5日です。イヤミがシェーをすると全国でテレビを見ていた子どもたちが一斉に「シェー」をしていたことでしょう。
【関連記事】
・ゴジラまでシェー 怪獣大戦争の公開(昭和40年 1965年12月19日)
・バカボンのパパ参上「天才バカボン」放送開始(1971年9月25日)
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