アメリカ合衆国大統領就任式(1月20日)
アメリカ合衆国初代大統領は1789年2月4日に行われた大統領選挙でジョージ・ワシントンが選ばれました。ワシントン大統領の就任は同年4月30日に行われました。その後、大統領就任式は大統領選挙から4ヶ月後の3月4日に行われるようになりました。3月4日が日曜日の場合は翌5日に行われました。任期中に大統領が亡くなった場合は副大統領が後を継ぎ臨時の就任式が行われます。
3月4日の大統領就任式は1933年に就任した第32代大統領フランクリン・D・ルーズベルトまで続きましたが、1937年以降はアメリカ合衆国憲法修正第20条により新大統領の任期が選挙翌年のアメリカ東部標準時1月20日正午からとなったため、1月20日に就任式が行われるようになりました。新大統領は憲法憲法第2条第1節8項により就任宣誓を行う必要があります。宣誓の文言も同項により下記の通り定められています。Before he enter on the Execution of his Office, he shall take the following Oath or Affirmation:
大統領は職務の執行を開始する前に次の宣誓または確約をしなければならない。
"I do solemnly swear (or affirm) that I will faithfully execute the Office of President of the United States, and will to the best of my Ability, preserve, protect and defend the Constitution of the United States."
"私は合衆国大統領としての職務を誠実に遂行し全力を尽くして合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓います"(または確約します)。”
また規定はありませんが慣例として宣言の冒頭には自身の名前を入れて「I,(新大統領の名前)do solemnly swear~」とし、最後に「So help me God.(神のご加護を)」が加えられます。このとき新大統領は配偶者などが持つ聖書の上に手を置いて宣誓します。
1月20日が日曜日の場合、新大統領は新副大統領とともに宣誓を行った上で職務を開始し翌21日に就任式で改めて宣誓を行います。
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