« 大英博物館が開館(1759年1月15日) | トップページ | パロマレス米軍機墜落事故(1966年1月17日) »

2023年1月16日 (月)

小説「ドン・キホーテ」の前巻が出版(1605年1月16日)

ココログ「夜明け前」公式サイト

 小説「ドン・キホーテ」はスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの作品です。

 ラ・マンチャの村に住む郷士のアロンソ・キハーノが騎士道物語の読み過ぎで現実と空想の区別がつかなくなり、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと名乗る騎士となって農夫サンチョ・パンサ、痩馬のロシナンテと共に世直しの度に出る物語です。旅の道中で出くわす事件をすべて騎士の物語のように捉えて行く先々でトラブルを起こします。アロンソ・キハーノは理性的な紳士なのですが、いざ騎士道に関することとなると正気を失ってしまうのです。前編の最後では有名な数十基の風車を巨人と思い込み突撃するシーンがあります。サンチョが風車にぶつかって跳ね返されたドン・キホーテを諭しますが、ドン・キホーテは魔法使いが巨人を風車に変えてしまい手柄を奪ったと主張し旅を続けます。

Photo_20230112164601
ミゲル・デ・セルバンテスと「ドン・キホーテ」前編表紙

 セルバンテスは前編の序文でこの小説を牢獄の中で着想したと記しています。釈放されたセルバンテスは多くの家族を養い困窮した生活の中で「ドン・キホーテ」の前編を書き上げました。1604年、セルバンテスは書き上げた「ドン・キホーテ」権利を出版業に売却しました。1605年1月16日に小説「ドン・キホーテ」が出版されると高く評価され英語や仏語の翻訳本が出るほど大流行しました。しかしながら、セルバンテスは版権を売却していたため富を手に入れることはできず困窮した生活のまま1616年に生涯を閉じました。

【関連記事】

サンジョルディの日(303年4月23日)

シェイクスピアの悲劇リア王の初演(1606年12月26日)

子ども130人の誘拐事件「ハーメルンの笛吹き男」(1824年6月26日)

メリーさんのひつじ(1830年5月24日)

ピーターパンの日(1904年12月27日)

 

ココログ夜明け前|Googleニュース

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

Amazonアソシエイトとしてブログ「夜明け前」は適格販売により収入を得ています。

プライバシーポリシー

| |

« 大英博物館が開館(1759年1月15日) | トップページ | パロマレス米軍機墜落事故(1966年1月17日) »

文化・芸術」カテゴリの記事

今日は何の日」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大英博物館が開館(1759年1月15日) | トップページ | パロマレス米軍機墜落事故(1966年1月17日) »