クリスマス・イヴはクリスマス当日(12月24日)
クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う祭で毎年12月25日に行われます。この日はキリストの降誕を祝う年中行事の日でイエス・キリストの誕生日というわけではありません。
新約聖書の「イエスの降誕」ではイエス・キリストはメシアの予言でベツレヘムで生まれたとされています。聖母マリアとイエスの養父でマリア夫のヨセフがベツレヘムを訪れたとき宿屋が満室だったため2人は馬小屋に泊まることになりました。このとき生まれたのがイエス・キリストです。イエス・キリストの降誕を天使から告げられた羊飼いがキリスト降誕を広く知らせました。
キリストの降誕の様子は詳しく伝えられていますが、その日がいつだったのか、つまりイエス・キリストの誕生日については記述がありません。マリアがキリストを身ごもったことを告知されたのは当時のローマ歴の春分の日の3月25日でした。キリスト教会はその9がヶ月後のローマ暦の冬至の日の12月25日をキリストの降誕の日と定めました。キリスト教の教えではイエスの誕生日を知るよりも神が人類の罪を償うために人の姿で現れたことを重んじでクリスマスを祝うことが重要とされています。
さてクリスマスの日の前日12月24日はクリスマス・イヴと呼ばれます。このイヴは英語で夜や晩を意味するeveningと同義ですから、クリスマス・イヴはクリスマスの前日ではなく「クリスマスの夜」ということになります。教会暦では1日は日没後から始まるとされています。ですから、クリスマス・イブはクリスマスの前日ではなくクリスマスの当日の夜になります。
12月25日の夜にクリスマス・パーティーを行う習慣がありますが日没後ですから本当はクリスマスの次の日にパーティーを行っていることになります。
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