シュリンプ・プラウン・ロブスターの違い
日本語でエビはエビ類の総称ですが英語ではシュリンプ・プラウン・ロブスターと区別されています。
シュリンプはサクラエビやシロエビのような小型のエビの総称です。シュリンプの多くはプランクトンを餌とし海中を泳ぎ回るものが多いのですがアマエビやシマエビのように海底を歩くものもいます。プラウンはシュリンプよりも大きなクルマエビ、ブラックタイガー、アカエビなど中型のエビの総称です。シュリンプかプラウンかは大きさによって区別することができます。例外として地域によっては海水性のエビをシュリンプ、淡水性の絵エビをプラウンと区別している場合もあります。
ロブスターはオマールエビやイセエビなど脚で歩く大型のエビ類の総称です。日本ではオマールエビをロブスターと呼び、イセエビはイセエビと呼んで区別していますが海外ではどちらもロブスターと呼ぶことが多いようです。
ただし狭義にロブスターと言えばザリガニを大きくしたよう形をしていて大きなハサミをもつオマールエビのことを言います。ロブスターのハサミをよく見てみると左右で形が異なります。片方が切るために便利な細長いカッターと呼ばれるハサミで、もう片方が挟んで砕くのに便利な太いクラッシャーと呼ばれるハサミです。左右のハサミのどちらがカッターでどちらがクラッシャーかは個体によって異なります。また、ものを砕く必要のないエサを与えて育てたものは左右ともにカッターになることが知られています。
同じロブスターでもイセエビはハサミを持っておらず、オマールエビと区別するためイセエビのことをスパイニーロブスターと呼ぶこともあります。スパイニーは「棘だらけの」という意味です。
最低限これだけ知っていれば海外のレストランでシュリンプ・プラウン・ロブスターの区別には困らないはずです。
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