土管の中で遊ぶ子どもたち|昭和の風景(昭和40年頃)
昭和40年代頃までの空き地には建設資材が無造作に置かれていました。当時は上水道、下水道、送電などのインフラが十分に行き渡っていませんでした。高度経済成長の中でインフラ整備のための土木工事工事が盛んに進められていました。
空き地に置かれた建設資材の定番は土管でした。アニメ「ドラえもん」に登場する空き地にも土管が置かれ、そこで子どもたちが遊んでいる様子が描かれています。空き地で遊んでいて雨が降ると土管の中に逃げ込んだものです。
ある日、空き地に行ってみたら普段より大きな土管が置いてあり子どもたちは大喜び。雨も降っていないのに土管の中へ入り込みます。狭い土管の中に入ると何となく落ち着きます。なんだか秘密基地を手に入れたかのようで満足げな顔をしています。
当時は公園の整備も進んでおらず空き地は住民の広場としての役割も果たしていました。現在は空き地はめっきり少なくなり数少ない空き地には塀や柵などで囲まれていて中に入ることはできません。空き地で遊ぶ子どもたちの姿を見ることははほとんどできなくなりました。子どもが怪我でもしたら空き地に自由に入れるようにしていた土地の管理者側の責任問題になる時代ですから仕方がありません。
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