宝永大噴火(1707年11月23日)
日本最大の活火山である富士山が最後に噴火したのは江戸時代中期の宝永4年(1707年)11月23日の宝永大噴火です。
宝永大噴火は平安時代の延暦の大噴火(800~802年)と貞観の大噴火(864~866年)と並んで富士山の三大噴火のひとつです。噴煙が上空20キロメートルまで昇り100キロメートル先の江戸の町に火山灰が積もるほどの大きな噴火でしたが溶岩が流れ出ることはありませんでした。
噴火は富士山山頂からではなく東南の斜面で発生し3つの火口ができました。ここに富士山の側火山(寄生火山)である標高2693メートルの宝永山ができました。これにより富士山は肩をもつようになりました。
この噴火で火山灰が大量に流出し関東一円に大きな被害をもたらしました。被災地の復興には莫大な費用がかかり、幕府は全国の大名に増税し資金調達しました。復興に要する時間も長期に渡り、とりわけ農作物の収穫に大きな影響を及ぼしました。数十年経過しても収量が元に戻らない地域もたくさん存在しました。小田原藩の米の収量が元に戻るまで90年もかかったそうです。また静岡県および神奈川県を流れる酒匂川では火山灰が大量に積もり、以降は長年にわたって大雨のたびに水害が発生しました。この水害は100年も続き本格的な復興工事が始まったのは享保11年(1726年)でした。。復旧にあたったのは徳川吉宗の時代に大岡越前守忠相のもとで働いていた地方巧者の田中休愚でした。
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