映画「ウエストワールド」公開(1973年11月21日)
映画「ウエストワールド」は1973年に米国で制作された映画です。監督はマイケル・クライトン、主演はユル・ブリンナーです。
砂漠に建設された成人向けの巨大遊園地「デロス」。「デロス」はハイテクの体験型遊園地で「西部劇の世界(ウエストワールド)」「中世ヨーロッパの世界」 「古代ローマの世界 」があります。それぞれの世界には人間そっくりのアンドロイドがキャストとして住んでいます。アンドロイドはゲストの人間を傷つけることなく楽しませるようにプログラムされています。
デロスを訪れたピーターとジョンは西部時代を楽しむため「ウエストワールド」を選びます。ガンマンに扮して西部の街へとやってきた2人は黒服のアンドロイドのガンマンと言い争いになり拳銃で決闘することになります。アンドロイドが持っている銃は本物ですが人に向けて撃つことができないようになっており、決闘では必ず人間が勝つようになっています。破壊されたアンドロイドは工場で修理された後に再配置されます。翌日、2人の前に同じアンドロイドガンマンが現れ同じように倒します。
ところが「デロス」の中央システムが故障し誤動作を始めました。アンドロイドたちが人を襲うようになったのです。まず砂漠地帯でロボットのヘビがジョンに噛みつくという事故が起こりました。「デロス」の技術者達はアンドロイドの誤作動を懸念し施設を一時的に閉鎖するよう求めますが「デロス」の上層部は営業継続を主張し技術者の提案を拒否します。
再びアンドロイドガンマンに出会う2人。アンドロイドが狂っていることを知らずにジョンが決闘を挑みますがアンドロイドに撃ち殺されてしまいます。驚愕したピーターはアンドロイドガンマンの前から逃げ出しますが、アンドロイドガンマンは執拗にピーターを追いかけ回します。
アンドロイドのガンマンの役を演じるのはユル・ブリンナー、その姿は映画「荒野の七人」の黒帽子、黒シャツ、黒ジーンズのクリス・アダムスと同じでした。ピーターは中世ヨーロッパの世界や古代ローマの世界へと逃げ込みますが、ガンマンはピーターを不気味にそして淡々と追いかけ回すのです。
映画「ターミネーター」で執拗にサラ・コナーを追いかけ回すアンドロイドを見たときに思い出しのがこの映画「ウエストワールド」でした。不気味に淡々と追いかけ回す両者は何か共通するものがありました。
そして、映画「ジュラシック・パーク」でシステムが誤動作し主人公達が恐竜に追いかけられるのを見たときに思い出したのもこの映画「ウエストワールド」でした。大きな夢のあるアミューズメントパークがシステムの誤動作により恐ろしい世界になってしまうという共通点。こちらはそれもそのはず。マイケル・クライトン監督は小説「ジュラシック・パーク」を書いたSF作家だったのです。
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