フェイジョアの果実
フェイジョアを頂きました。フェイジョアはウルグアイ・パラグアイ・ブラジル原産のフトモモ科の常緑樹です。原種は高さ7メートルほどになりますが、品種改良された栽培種は3メートルぐらいの高さです。果実は食べることができ、庭木や生け垣としても使えるので一石二鳥の樹木です。熱帯果樹ですが零下10度の気温にも耐えることができます。ただし気象条件が悪いと結実しません。日本でも寒冷地以外では露地栽培も可能です。頂いたものも知人が庭木として露地栽培していたものです。
フェイジョアの果実は緑色をしています。形は楕円体で小さめの卵ぐらいの大きさです。果実の収穫時期は10月終わりから12月半ばにかけてです。果実は熟すと木から落下しますが固くて食用には適していません。そこで収穫後は2週間ほど追熟させる必要があります。
フェイジョアの果実を切ってみると内部は乳白色や橙色をしています。果実は石細胞を多く含んだ硬い部分とゼリー状の柔らかい部分が存在し、断面は花をあしらった家紋のように見えます。
フェイジョアの果実を生食してみるとパイナップルとバナナを合わせたような香りがし味は洋梨のようでもあります。生食の他にはジャムやゼリー、果実酒なども作られます。
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