タイガーマスク放送開始(1969年10月2日)
原作:梶原一騎、作画:辻なおきの漫画「タイガーマスク」は講談社の雑誌「ぼくら」1968年1月号から連載が始まりました。その後、同社の「週刊ぼくらマガジン」「週刊少年マガジン」で1971年まで連載が続きました。
自分は世代的に漫画版よりもテレビアニメ版がきっかけとなって「タイガーマスク」を見るようになりました。放送当時は漫画版は見ていませんでした。テレビアニメ「タイガーマスク」の放送が開始したのは1969年10月2日です。虎のマスクをかぶった覆面レスラー。百獣の王のライオンではなくてトラだったこともインパクトがありました。
タイガーマスク第1話は「黄色い悪魔」。アメリカのプロレス界で反則技を使いまくり「黄色い悪魔」と恐れられた覆面レスラーのタイガーマスクが日本に帰国してきるところから物語が始まります。日本での戦いぶりを見たジャイアント馬場はタイガーマスクが「虎の穴」出身のレスラーではないかと見抜きます。テレビの前で容赦のない反則技を繰り出すタイガーマスクを応援する「ちびっこハウス」の健太くん。その様子を見ていた若槻先生とルリ子はかつて「ちびっこハウス」を飛び出して行方不明となった伊達直人を思い出します。
伊達直人は「ちびっこハウス」のルリ子さんや健太くんをはじめとする子どもたちと出会い、そしてタイガーマスクはジャイアント馬場と出会い、反則技を封印します。そして稼いだ賞金を「虎の穴」に上納せず「ちびっこハウス」の借金返済に充ててしまい「虎の穴」のミスターXに付け狙われるようになります。タイガーマスクであることを隠した伊達直人の孤独な戦いが始まったのです。
後にアニメ版の後半が原作とずいぶん異なっていることを知り原作を読み始めました。確かにその通りでした。アニメ版の後半に原作とは異なる物語が多かったのはアニメ版が漫画版に追いついてしまったためだったようです。最終回も全く異なる展開で深く考えるとタイガーマスクの存在の意義まで考えてしまいます。これはまた別の機会に。原作の最終回はコミックの14巻です。
タイガーマスク(14) (週刊少年マガジンコミックス) Kindle版
そう言えばロッテのタイガーマスクのガムをよく買いました。懸賞に応募したところ当たってビニール製のタイガーマスクのマントが送られてきました。うろ覚えだったのですが「タイガーマスク ガム ロッテ」でGoogle画像検索すると記憶が蘇りました。
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