迷探偵 バス停のズボンの謎を探る
いつもバス停に到着したらベンチの上に何かがあることに気がついた。
見ると無造作に折りたたまれたズボンではないか。
いったい何故こんなところにズボンが脱ぎ捨てられているのか。
明治や大正時代の電車やバスが走り始めた頃なら靴を抜いて乗ってしまった人もいただろう。
さすがにズボンを脱いでバスに乗るというのはあり得ないだろう。
このバス停の近くには古着屋さんがある。
このズボンの持ち主はそこで新しいズボンを買ったのではないか。
そして試着室で新しいズボンに履き替えた。
古いズボンを持ち帰ったものの不要となり、ここに置き去りにしたのではないだろうか。
次の日にはズボンは消えていました。
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