バカボンのパパ参上「天才バカボン」放送開始(1971年9月25日)
「天才バカボン」は赤塚不二夫原作のギャグ漫画です。「天才バカボン」は1967年4月9日の「週刊少年マガジン」に登場しました。途中で「週刊少年サンデー」に連載が切り替わりましたが最終的には「月刊少年マガジン」の連載となり1978年12月号で終了しました。
自分は漫画も見ていましたがやはりインパクトが大きかったのは「天才バカボン」のテレビアニメです。「天才バカボン」のテレビアニメは当初は1968年10月から日本テレビで放映する予定でパイロット版も作成されましたが諸問題により企画が頓挫しています。
「天才バカボン」のテレビアニメが始まったのは1971年9月25日、読売テレビで毎週土曜日の19時00分~19時30分に放映されました。「天才バカボン」が始まる前、この時間帯は「巨人の星」が放映されていました。「巨人の星」の最終回の最後に星飛雄馬などの登場人物が登場し、バカボン一家を紹介します。飛雄馬がバカボンに後をよろしくと言うと天才バカボンの予告編が始まりました。
テレビアニメ版の「天才バカボン」が原作に比べると過激な表現などが削られてずいぶんとマイルドな作りになっています。原作はナンセンスなドタバタ漫画ですが、テレビアニメ版はナンセンスでありながら人情的な物語に仕上がっています。
キャラクターのデザインや設定は原作をほぼ踏襲していますが、原作では無職だったバカボンのパパがテレビアニメでは植木屋さんになっています。バカボンのパパに仕事を持たせるのはスポンサーの大正製薬やテレビ局の意向だったようです。バカボンのパパに仕事をもたせると言ってもスーツを着せて会社に通わせるわけにもいきません。そこで脚本を担当していた雪室俊一さんが植木屋という設定にしたそうです。植木屋さんであればスーツを着せることもありません。結果として同じ会社に通うサラリーマンと違っていろいろなところに出かけるので話が広げることができたそうです。一方でバカボンのパパは無職でなければいけないと考えていた赤塚先生は断りもなく設定が変更されてしまったことに憤慨し失望されたそうです。
あとキャラクターデザインが大きく変わったのは本官さんです。原作では目がつながっていて鼻の穴も1つでしたが、テレビアニメでは目はつながっておらず鼻の穴も2つあります。次の絵は自分がずいぶん前に原作とかアニメの違いを考えずに何も見ないでパソコンでマウスで描いた本官さんです。まるで原作の本官さんに仕上がっています。今でも本官さんはアニメより原作の顔の方が強烈に記憶に残っています。
今では人気の「天才バカボン」は最初から広く受け入れられてわけではありません。当時のPTAは「子どもに見せたくない番組」としてテレビ局にクレームを入れていました。その影響もあって放送開始直後は自分の家でも「天才バカボン」はなかなか見せてもらえませんでした。チャンネルを回すふりをしてバカボンのチャンネルでしばらくとめるなど姑息な手段を使って見ていました(^^ゞ
あるとき父が自分と弟を「東宝チャンピオンまつり」(1972年公開)に連れて行ってくれたのですが、そのとき「天才バカボン 夜まわりはこわいのだ」が放映されました。これはアニメ第33話です。バカボンとパパと酔っ払いのおじさんが眼科の看板に背広を着せて本官さんをびっくりさせるシーンなどを見て3人で大笑いしました。
この日を境に家では父の了承のもと「天才バカボン」を見ることが全面的に解禁になったのです。それ依頼、父と自分と弟で毎週3人で「天才バカボン」を大笑いしながら見るようになったのですが、母は納得がいかなかったようです。
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