オバケのQ太郎が放映開始(1965年8月29日)
漫画「オバケのQ太郎」は昭和39年(1964年)1月22日に小学館の週刊少年サンデー6号で連載が始まりました。当時の回想によると編集部に出入りしていた子どもが描いたお化けの漫画に着想してお化けを主人公とした漫画を藤子不二雄に連載を依頼することになったようです。
当時、不藤子不二雄は藤本弘(後の藤子・F・不二雄)と安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)の両先生がコンビとして漫画を執筆していました。漫画「オバケのQ太郎」は藤子不二雄とトキワ荘出身の漫画家で設立した「スタジオ・ゼロ」雑誌部のメンバーと手がけることになりました。週刊少年サンデーでの連載が始まりましたが読者の反応が鈍かったことや藤子不二雄自身もそれほど身が入らなかったため連載は9回にして終了してしまいました。
ところが連載終了後に多くの読者から編集部に連載再開を求める手紙が押し寄せ、週刊少年サンデー編集部は3ヶ月後に「オバケのQ太郎」の連載を再開しました。再開された連載では藤子不二雄が中心となり、スタジオ・ゼロのメンバーは作画協力として参加する体制になりました。Q太郎の絵は藤本先生、正太君は安孫子先生、その他の人物は石ノ森章太郎先生と赤塚不二夫先生、背景画は北見けんいち先生(釣りバカ日誌)が担当していました。
連載が再開すると「オバケのQ太郎」は大人気となり小学館の学年誌などにも掲載されるようになりました。さらにアニメ化が決まり昭和40年(1965年)8月29日にTBS系「不二家の時間」(日曜19:30~20:00)で「オバケのQ太郎」が始まったのです。この頃、テレビでは流行していたSFアニメの人気にかげりが出始めていました頃で、日本初のギャグアニメの主人公Qちゃんは子どもたちの心を鷲づかみしたのです。
「キュッ!キュッ!キュッ!」で始まる石川進さんが歌う主題歌「オバケのQ太郎」、「オッ!オッ!オバケのケノケノマーチ」で始まるQ太郎の声優の曽我町子さんが歌う「オバQマーチ」が大人気となりました。また曽我町子さんの「オバQ音頭」は当時の盆踊りの定番となり多くの子どもたちがが「オバQ音頭」に合わせて踊りました。
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