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2022年8月13日 (土)

「遅れる」と「後れる」の違い|異字同訓

 おくれると読む「遅れる」と「後れる」。どちらも、おくれるという意味で、誤用しても通じますが、「遅」と「後」の意味の違いを意識すれば正しく使い分けることができます。

【遅れる】

 時刻や日時などの期限に間に合わないこと。進み方が遅い様子。

 会議に遅れる。工事の完成が遅れる。出世が遅れる。

【後れる】

 後ろになる。取り残される。

 先頭から後れる。後れを取る。死に後れる。

 たとえばマラソンなどで「先頭集団からおくれている」という表現がありますが、先頭より後ろに位置しているという意味では「後れる」を使います。しかし、先頭より進みが遅いという意味では「遅れる」を使います。どちらを使っても間違いありませんが、「遅」の視点になっているか、「後」の視点になっているかの違いがあります。

※異字同訓

「漢字は異なるものの、意味の近い言葉で、訓読が同じになるもの」です。

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