霧と靄の違い
霧(きり)と靄(もや)はどちらも空気中に小さな水滴が漂って視界が悪くなる現象です。視界が悪くなるのは光が水滴で散乱して雲のように見えるからです。
霧と靄の発生原理は同じですが、それぞれがどのように定義されているかというと、霧は1キロメートル先が見えない状態、靄は1キロメートル先が見える状態です。つまり、霧と靄の違いは視界の違いです。霧の方が靄よりも視界が悪いことになります。また霧や靄は地面と接しているものです。地面に接しておらず空中に存在する場合は雲と呼びます。なお英語では霧は「fog」で靄は「mist」になります。ちなみに霞がかかっている状態は「haze」です。
霧の街で有名なのはサンフランシスコです。サンフランシスコでは夏に霧や靄が発生しやすくなります。夏の暑い日に湾内に水温の低い寒流が流れこむと霧が発生します。
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