タラバガニはカニではない|顔はまるでエイリアン
海鮮居酒屋さんに行ったら生け簀にタラバガニがいました。
顔の写真をアップして撮影。う~むまるでプレデターのようです。
人の顔と同じ大きさぐらいのものがいたらとても恐ろしい怪物です。
タラバガニは漢字では「鱈場蟹」「多羅波蟹」です。名前の由来はタラの漁場で獲れるカニだからです。カニと呼ばれていますがタラバガニは生物学上はカニの仲間ではなくヤドカリの仲間です。
ところでカニやヤドカリの脚の数はハサミと呼ばれている「鉗脚(かんきゃく) 」と脚と呼ばれている「歩脚(ほきゃく)」をあわせて10本あります。鉗脚(ハサミ)は手のように見えますが生物学的には脚に分類されています。つまりカニには手はないのです。
ヤドカリの脚は6本しか確認できません。残りの4本は貝殻を背負って支えるために使っているため見えません。ヤドカリの仲間のタラバガニの脚は8本しか確認できません。こちらも本当は10本あるのですが第5脚(ハサミから一番遠い足)がエラの中に隠れていて見えないのです。この隠れた脚はもちろん歩く目的では使われませんがエラに溜まったゴミを排出するために使われています。
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