自由市場ではないフリーマーケットの語源
連休が始まり広場などでフリーマーケットが開かれています。このフリーマーケットの「フリー」は自由を意味する「Free」ではなく、昆虫のノミ(蚤)を意味する「flea」です。つまり、フリーマーケットを日本語にすると、「自由市場」ではなく「蚤の市」です。
「蚤の市」は、もともとは、フランスのパリ北郊のラ・ポルト・ド‐サン・トゥアンで、毎週土曜日・日曜日・月曜日に立つ古物市のことででした。世界中から古物商が集まります。それが転じて、一般に古物市のことを「蚤の市」「フリーマーケット」と呼ぶようになりました。
「蚤の市」の語源には蚤がわくような古着などを売っている市場だからという説もありますが定かではないようです。「flea」には汚い、みすぼらしいという意味もあります。いずれにしろ新品ではない古物も売っている市場がフリーマーケットです。
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