西表島を「いりおもてじま」と読む由来
石垣島の西方にある西表島。八重山列島のひとつで沖縄県八重山郡竹富町に属します。イリオモテヤマネコでも有名な大自然に恵まれた西表島は動植物の多様性が認められ2021年に世界自然遺産に登録されました。
さて西表は「いりおもて」と読みます。西を「いり」と読むのですがこれは沖縄の言葉に由来します。日の出と日の入りから、太陽が昇る東を「上がり」、沈む西を「入り」と読みました。西表島は石垣島からちょうど西にありますから日の入る方角にあります。表は石垣島の於茂登岳(おもとだけ)を意味し、於茂登岳の西にある島ということで西表島と呼ばれるようになったと考えられています。
それでは石垣島から見て東の方向にある島は東表島(あがりおもてじま)と呼ばれるのでしょうか。石垣島近辺の東方の海にはそもそも島がありませんので残念ながら東表島と呼べるような島はありません。
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