手織りのマフラー頂きました
年末に素敵な手織りのマフラーを頂きました。たくさんの色が織り交ぜられているので巻き方によって見える色合いが変わります。先日の雪の日はこのマフラーのおかげで外出時も暖かく過ごすことができました。手織りのウールが空気をたっぷり含んでいるので冷気をしっかり遮断してくれるのです。他にもいろいろなデザインのものがありますが、このマフラーはメーカー品ではなく神奈川県のマフラー工房さんの作品です。いろいろな手織りマフラーを製作しています。
さてマフラーは日本語で「襟巻き」ですが英語は「スカーフ」と呼ぶのが一般的です。以前、知人の米国人にマフラーの話をしたところ通じませんでした。自動車のマフラーのことを言っていると思ったようです。
マフラーは単純な服飾のため古代から使われていたと考えられています。紀元前9世紀のメソポタミアの古代遺跡から発掘された王様の像はショールを身に付けています。古代ローマでは防寒具としてではなく汗を拭うためのものとして使われていました。
中世では兵士などの階級を識別するために用いられました。フランスのルイ14世が雇っていたクロアチアの傭兵がマフラーを首に巻いており、これがフランス語のクラバットと呼ばれるようになり大流行しました。クラバットはマフラーではなくネクタイの原形となりました。
現在のようなマフラーが防寒具として使われるようになったのは18世紀頃ですが、性別や年齢を問わず広く使われるようになったのは19世紀に入ってからのことです。現在においてはマフラーは単なる防寒具としてだけではなく衣類アクセサリーとして愛用されています。
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