ウツボカズラ|光合成できるが食虫植物
ウツボカズラは東南アジアを中心に分布している常緑性の食虫植物です。 蔓植物でつるを伸ばして他の植物について高くまで登ります。
葉の葉脈の中心が葉先まで延びたところが膨らんで壺のような形をしています。この部分を捕虫器といいますが、ここで虫をつかまえます。 この壺の中には水がたまっていて内壁からは滑りやすい液体が分泌されています。まるで落とし穴のようになっています。
壺の水には消化液が含まれていて、この中に落ちた虫は溶かされていきます。ウツボカズラはその栄養分を吸収します。 ウツボカズラは緑色植物ですから、栄養は光合成で作ります。しかし、ウツボカズラの住む環境は日陰で光合成がしにくかったり、根から十分な栄養分がとれなかったりします。その不足分を虫の栄養で補うようになりました。生物の進化は面白いですね。
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