宇宙戦艦ヤマト放映開始(1974年10月6日)
時に西暦2199年、地球はガミラス星から遊星爆弾の攻撃を受け、人類は放射能汚染による滅亡の危機にさらされていた。
そのような中、地球から遙か14万8千光年彼方にあるイスカンダル星から、放射能除去装置コスモクリーナーDを提供するので取りに来るようにと救いのメッセージが届けられる。
人類に残された時間はわずか1年間、往復29万6千光年の旅を1年間で成し遂げるのは不可能である。しかし、イスカンダルからはメッセージと一緒にワープ航法が可能となる波動エンジンの設計図が届いていたのである。
人類はその設計図をもとに、九州沖に沈んでいた旧日本海軍の戦艦大和を改造、戦艦大和は約250年の時を経て宇宙戦艦ヤマトとして生まれ変わる。
沖田十三艦長が率いるヤマトはガミラス星人の攻撃を受けながら幾多の苦難を乗り越えて任務を遂行、西暦2200年、ついに人類はもとの青い地球を取り戻したのである。
この壮大なSFアニメ、西崎義展原作、松本零士監督の宇宙戦艦ヤマトのテレビ放映が始まったのが1974年の今日でした。戦艦大和が宇宙に繰り出すという斬新なアイデア、ワープ航法・波動エンジンといったSF的な単語が子どもたちの心をつかみました。
スターウォーズが公開されたのが1977年ですから当時としてはそれまでにはない本格的で画期的な宇宙を舞台としたSF作品だったのです。
物理学的に考えれば間違った設定もたくさんありましたが、宇宙戦艦ヤマトを見てアインシュタインや相対性理論を知った子どもたちもたくさんいたでしょう。
子どもたちは毎週番組の最後に流れる「地球滅亡まであと○日」というカウントダウンを見てハラハラしながら、宇宙戦艦ヤマトの放映を楽しみにしていたのです。
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