コロンブスが新大陸を発見(1492年10月12日)
1492年8月3日、イタリアの航海者クリストファー・コロンブスは地球が球体であるという説を信じて3隻の船を率いてスペインのパロス港を出航し大西洋を横断する西回りの航路でインドを目指しました。
しかしながら、大西洋にはほとんど島が存在しておらず乗組員は航海に不安を感じ始めるようになります。コロンブス自身も予想以上に長い航海となっていることに不安を感じていましたが航海を続けていました。乗組員の不安は収まらず同年10月6日に暴動が起き、3日以内に陸地に辿り着けなければスペインに引き返すことになったのです。ぎりぎりの状況の中で流木を発見したコロンブスは間もなく陸地を発見すると乗組員を説得し、3日目以降もスペインに引き返さず航海を続けました。
コロンブスの艦隊はついに10月11日に島を発見し、翌日に上陸を果たしその島をサン・サルバドル島と名付けました。その後、キューバ島とイスパニョーラ島を発見します。島の先住民はコロンブスたちを歓迎しましたが、コロンブスは武器を持たない先住民に対して略奪を行ったのち1493年3月15日にスペインのパロス港に帰還しました。帰国したコロンブスはスペインの宮殿で大歓迎され、新大陸への航海を重ねました。
一般にコロンブスがサン・サルバドル島に上陸した1492年10月12日がコロンブスの新大陸の発見の日と呼ばれており、この日は米国の多くの州で祝日「コロンブス・デー」となっています。
コロンブス自身は1502年の第4回航海に至る最後の航海まで発見した新大陸を自分が目指していたアジア地域の陸地と考えていました。新大陸がアメリカ大陸であることを突き止めたのはイタリアのアメリゴ・ヴェスプッチです。
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