望遠鏡の日(1608年10月2日)
1608年10月2日、オランダの眼鏡技師ハンス・リッペルハイは遠くの物を近くに見ることができる道具の特許をオランダ政府に申請しました。このとき、やや遅れてヤコブ・メチウスも同様な道具の特許を申請しました。しかし、原理が単純であり発明に当たらないとされ特許は受理されませんでした。しかしながら、リッペルスハイの道具はよくできていて、オランダ政府はリッペルスハイに報奨金を与え、製造・販売を許可しました。このことから、このことからリッペルスハイが望遠鏡の発明者とされ、10月2日は「望遠鏡の日」とされています。
オランダ政府は当初この道具の軍事利用を考え秘密にしようとしましたが、リッペルスハイの道具はあっという間にヨーロッパ中に広まりました。なかでもイタリアのガリレオ・ガリレイはリッペルスハイの望遠鏡を改良し天体望遠鏡を作りました。1609年に天体観測を行い、木星や土星の衛星、月面のクレーター、太陽の黒点の動き、金星の満ち欠けなどを発見しました。
ガリレオが1611年に科学アカデミー・アッカデーミア・デイ・リンチェイ(山猫学会)にこの道具を献上したとき、メンバーのジョヴァンニ・デミシアニがこの道具をギリシャ語の「τῆλε(tele、遠く)」と「σκοπεῖν(skopein、見る」からTelesocpe(望遠鏡)と名付けました。
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