ホームラン記念日(1977年9月3日)
1977年のプロ野球。注目されたのは読売ジャイアンツの王貞治選手のホームラン新記録達成でした。王選手の通算ホームラン数は前年引退したアメリカ大リーグのハンク・アーロンの記録755本を超える世界新記録756本まであと40本まで迫っていたのです。
迎えた開幕戦4月2日の対中日ドラゴンズ戦では通算14本目の満塁ホームランを放ちますが、その後は調子が上がらずホームラン数や打率も低迷し始めました。30代半ばを超えた王選手に体力的な心配の声もあがり、ホームラン競争も首位の座を広島カープの山本浩二選手に譲っていました。
しかし、5月に37歳を迎えると本来の調子を取り戻し、7月末には本塁打26号を記録しました。その後も調子をあげた王選手はホームランを量産し首位の座を取り返しました。8月31日、後楽園球場で行われた対大洋ホエールズ戦で三浦道男投手から39号ホームランを放ち、現役19年目の通算2425試合10145打席でハンク・アーロンの記録に並ぶ755号を達成しました。
ファンや関係者の多くが王選手が次試合にでも756号を達成するだろうと予想しましたが、その後の2試合13打席はホームランが放たれることはありあませんでした。そして迎えた9月3日の対ヤクルトスワローズ戦の第2打席を迎えた3回裏、ツーストライク・スリーボールのフルカウントから投げた鈴木康二朗投手のシンカーを捕えてライトスタンドに放り込み、ついに世界新記録756号を達成しました。9月5日はその偉業に対して国民栄誉賞が贈られました。
王選手は1980年まで現役を続け、現役22年、2831試合、9250打数、2786安打、2170打点、868本塁打、打率.301の記録を残して引退さました。
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