カメラ発明の日(1839年8月19日)
フランスのジョゼフ・ニセフォール・ニエプスは1822年頃に天然アスファルトを感光材に使った写真の撮影に成功しました。ニエプスは発明した写真術を太陽で描くを意味する「ヘリオグラフィー」と名づけ、世界最初の写真が現存しています。しかし、ヘリオグラフィーは1枚の写真を撮影するのに8時間の露光が必要で実用的な写真術ではありませんでした。
1829年、ニエプスは写真技術の開発を進めるためフランスのルイ・ジャック・マンデ・ダゲールと共同研究を進め、感光剤として光で化学変化する銀化合物を使う研究を行いました。ところが、1833年にニエプスは脳卒中で他界してしまいます。
ニエプス亡き後、ダゲールはさらに研究を進め、銀メッキした銅板の表面にヨウ化銀を付着させた板を使う銀板写真を発明しました。 この銀板写真法を「ダゲレオタイプ」といい、そのカメラをダゲレオタイプのカメラといいます。1回の撮影で一枚の写真しか撮れませんでしたが、非常に鮮明な写真を撮ることができました。露光時間は30分以内にまで大幅に短縮されました。ダゲールは1839年8月19日にタゲレオタイプをフランス学士院で発表したことからこの日はカメラ発明の日とされました。
次の写真はダゲールが1838年から1839年に撮影した写真です。街路には人馬がたくさんいたそうですが、露光時間が10分だったため動くものは写真には残りませんでした。赤丸で示したところに立ち止まって何か足を上げている人が写り込んでいますが、この人物が世界で初めて写真に写った人と考えられています。
ところで、カメラ発明の日が3月19日とされている場合がありますが、これは8月19日の間違いです。8を3と誤植した可能性が高いと思われます。カメラの発明の詳細については下記の記事をご覧ください。
ココログ 光と色と「カメラ発明の日は3月19日ではなく8月19日」
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