フランクリンが凧揚げの実験を行った日(1752年6月15日)
雷の正体が電気であることを証明したのはアメリカのベンジャミン・フランクリンとされています。フランクリンは雷が電気であることを証明するために、雷雨になりそうな雲をめがけて凧を飛ばす実験を1750年に発案しました。
1752年5月10日、フランスの物理学者トマ・フランソワ・ダリバールはフランクリンの論文を参考に凧の代わりに高さ12メートルの金属の棒を使って実験を行いました。ワインボトルで棒を接地し、高度の低いところにできた雲から電気を取り出すことに成功したとされています。
つまり、雷の正体が電気であることに最初に気がついたのはベンジャミン・フランクリンですが、実際に実験で確認したのはトマ・フランソワ・ダリバールだったということになります。
フランクリンがフィラデルフィアで有名な凧揚げの実験を行ったのは1752年6月15日とされています。フランクリンは同年10月19日にこの実験を「ペンシルバニア・ガゼット」紙に報告していますが、実際に実験を自分で行ったとは記していませんでした。
プランクリンの凧揚げの実験を詳細に伝えたのはイギリスのジョゼフ・プリーストリーです。1767年にプリーストリーはフランクリンが金属の棒は危険なため凧の麻ひもを利用して電気を取り出す実験を行うことにしたなど、実験の背景まで説明してます。プリーストリーはフランクリンから詳細な説明を受けていたと考えられています。
フランクリンの凧揚げの実験についてはココログ 光と色と「雷の正体見たり静電気」に解説がありますので、興味のある方はご一読いただければ幸いです。
| 固定リンク | 0
「今日は何の日」カテゴリの記事
- 記録に残る最古のハレー彗星の接近の記録(紀元前240年5月25日)(2022.05.25)
- ボクシングの日(1952年5月19日)(2022.05.19)
「天気・気象」カテゴリの記事
- なごり雪と桜のつぼみ(2022.03.23)
- 富士山の日(2月23日)(2022.02.23)
- 白瀬南極探検隊が大和雪原に到着(1912年1月28日)(2022.01.28)
- それでも大陸は動いている(1912年1月6日)(2022.01.06)
- 霧笛記念日(1879年12月20日)(2021.12.20)
「科学・技術」カテゴリの記事
- 18リットル缶の日(5月18日)(2022.05.18)
- 温度計の日(1686年5月14日)(2022.05.14)
- エフエム東京が開局(1970年4月26日)(2022.04.26)
- マンハッタンに超高層ウールワースビルが開業(1913年4月24日)(2022.04.24)
- メートル法公布記念日(1921年4月11日)(2022.04.11)
コメント