昭和の懐かしの昆虫採集セット
昭和40年代の小中学生は夏休みになると昆虫採集を始めたりします。捕まえてきた昆虫はそのまま虫かごで飼う場合と研究の対象(-_-:)になったりするわけです。
その研究に必須のアイテムが次の写真のような「昆虫採集セット」でした。
現代では「昆虫採集セット」と聞けば「虫取り網」や「虫かご」や「虫めがね」が入った次のような昆虫を捕まえるための本格的なセットを思い浮かべるかもしれません。
しかし、昭和の子どもたちが使っていた「昆虫採集セット」はまったく違うものでした。どんなものだったのかなと検索してみたら、amazon.co.jpで当時のものが販売されていました。レトロ品なので高音がつけられています。
当時の子どもたちが使っていた「昆虫採集セット」は次の写真のような駄菓子屋さんで銀玉鉄砲などの横に並んでいた玩具です。値段によっていろいろありますが、虫眼鏡、ピンセット、虫ピン、注射器、殺虫液(赤色)、保存液(緑色)、メスなどが入ってるものもありました。
子どもたちはこの「昆虫採集セット」を使って昆虫の研究(-_-;)に取り組むのです。緑色の液体は昆虫を生き返らせる薬だと言い張っている子もいました。この昆虫採集セット、いつの頃か入手できなくなりました。見るからに危険な玩具ですが、大人たちは子どもたちの遊びを黙認していたように思います。PTAの反対が全国的に起こったため製造販売中止に至ったようです。
【追記】
本記事の写真が2022年1月1日放送の「おしょうバズTV」の「いつの間にか消えた&変わったモノ捜索昆虫採集セットの薬品は水だった」で引用されました。
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