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2021年6月13日 (日)

パイオニア10号が太陽系を離脱(1983年6月13日)

 パイオニア10号は米国航空宇宙局NASAがパイオニア計画で1972年3月2日に打ち上げた木星探査機です。パイオニア10号はおよそ1年9ヶ月かけて木星に向かい、1973年11月から木星や衛生の写真を撮影し、それらの画像データを地球に送信してきました。同年12月4日には木星まで20万キロメートルのところまで接近し、高解像度の写真を撮影することができました。

木星に接近するパイオニア10号
木星に接近するパイオニア10号

 パイオニア10号は木星の重力を利用して太陽系を脱出する軌道に入り、太陽系の外側に向かい始めました。パイオニア10号から信号を受信できる距離は地球から木星までの距離(7億5千万キロメートル)の2倍ぐらいを想定していました。しかし、地上基地の受信設備の改良によって、遠く離れたパイオニア10号からの信号を受信し続けることができるようになりました。そのため、NASAはパイオニア10号の捕捉と観測のミッションを続けました。

 1983年6月13日、パイオニア10号は海王星の軌道を越え、太陽系を脱出した初の人工物となりました。NASAは1997年までミッションを続け、その後は断続的にパイオニア10号からの信号を受信し、2003年1月23日に信号が途絶えまでパイオニア10号の位置を確認しました。最後に確認されたパイオニア10号の位置は地球から約123億キロメートル離れたところでした。そして、打ち上げから34年後の2006年3月にパイオニア10号の最後の捕捉が試みられましたが、パイオニア10号を確認することができず、このときをもってパイオニア10号の運用は終了とされました。

 現在、パイオニア10号は地球から180億キロメートル以上離れたところを、アルデバランに向けて進んでいると考えられています。パイオニア10号には太陽系や人類が描かれた金属板が取り付けられています。これはアメリカの天文学者のカール・セーガン博士の発案によるもので、異星人とのコンタクトを想定して取り付けられたものです。人類は知るよしはありませんが、いつかパイオニア10号が異星人に発見されるかもしれません。

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