Windows 10/11のSysMain(旧SuperFetch、PreFetch)を停止する方法
Windows 10のパフォーマンスを改善する方法はアニメーションの停止などいろいろありますが、キャッシュメモリやCPUのリソースの消費を改善するひとつの手段としてSysMailサービスを停止する方法があります。
Windows 10のSysMainサービスはパソコンの空きメモリを利用してアプリケーションの動作を高速化するための機能です。SysMailは以前はSuperFetchやPreFetchと呼ばれていたもので、ユーザーがふだん使用しているアプリケーションなどのデータをあらかじめメモリに配置しておくことでハードディスクへのアクセスを低減し、パフォーマンスの向上を図るものです。
SysMainサービスが稼働しているとアプリケーションの起動が早くなったり、操作のレスポンスが良くなったりする反面、キャッシュメモリを余計に消費したり、キャッシュのサイズの計算にCPUのリソースが使われます。
ですから、空きメモリが十分でなかったり、CPUの能力が高くなかったりする場合には逆にパーフォーマンスが落ちてしまいます。また、最近のパソコンはストレージがHDDより読み込み速度が速いSSDとなっているためSysMainの必要性は低いと言われています。また、HDDでも、多少アプリケーションの起動が遅くなっても、データの読み込みや計算処理にリソースを割いた方が良い場合があります。
従って、SysMainを停止することでパソコンが重いなどのパーフォーマンスの低下の改善が期待できます。
SysMainサービスは次の手順で停止できます。
1. タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動します。
2. タスクマネージャーの「サービス」タブを開いて、SysMainを探します(下図①)。
3. SysMainが停止している場合は既に無効になっていますので以下の操作は不要です。
4. タスクマネージャの下にある「サービス管理ツールを開く」をクリックします(上図②)。
5. サービス管理ツールが開いたら、SysMainを探します(下図③)
6. SysMainの行でマウスをダブルクリックして(上図③)、SysMainのプロパティを開きます。
7. SysMainのプロパティで「スタートアップの種類」を[自動]から[無効]に変更し(上図④)、「サービスの状態」の[停止]ボタンをクリックします(上図⑤)。
8. SysMailのプロパティの[OK]ボタンをクリックします。
以上で、SysMainの停止の操作は完了です。
もしもパーフォーマンスが改善されない、逆にパーフォーマンスが低下した場合は設定を元に戻してSysMainサービスを稼働してください。
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