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2021年5月15日 (土)

ミッキー・マウス「プレーン・クレイジー」に登場(1928年5月15日)

 ミッキー・マウスはウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスが創り出したキャラクターです。アメリカの文化を象徴するディズニーランドのキャラクターですが、その誕生の背景にはちょっとした裏話がありました。

 1927年、ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスは映画会社ユニバーサル・スタジオの依頼で映画「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」を制作しました。この映画の成功をうけて、ディズニーは製作費の上乗せを求めましたが、ユニバーサル・スタジオはこの要求を拒否するとともに映画に登場したキャラクターの所有権を主張しました。交渉は決裂し、ディズニーとユニバーサル・スタジオの契約は打ち切りとなりました。その後、ユニバーサル・スタジオはディズニーのアニメーターなどを引き抜き、ディズニーは「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」に関する権利と人的リソースを失ってしまいました。

 ディズニーとアイワークスはこの崖っぷちの状況で新しい作品を企画し、その作品の登場キャラクターとしてアイワークスが創作したのがミッキー・マウスでした。当初、アイワークスは様々な動物のキャラクターを考案しましたが、ディズニーはすべてのアイデアを拒否しました。そのような状況の中で2人はかつての仕事仲間のヒュー・ハーマンが描いたマウスにヒントを得て、ミッキーマウスを生み出しました

 ミッキー・マウスは1928年11月18日にニューヨークのコロニー劇場で公開された短編アニメーションのトーキー映画「蒸気船ウィリー」でスクリーンに初登場しました。この日がミッキー・マウスの誕生日とされています。

 実はミッキー・マウスは1928年5月15日に試写された「プレーン・クレイジー(飛行機狂)」という短編アニメーションのサイレント映画に登場していました。

プレーン・クレイジー(飛行機狂)のポスター
プレーン・クレイジー(飛行機狂)のポスター

 この映画は配給会社から相手にされずお蔵入りとなりましたが、「蒸気船ウィリー」の成功を受けて、トーキー映画として作り直され1929年3月17日にシリーズ4作目として公開されました。

Plane Crazy (1928) Mickey Mouse

 「プレーン・クレイジー(飛行機狂)」に登場するミッキー・マウスはやんちゃなキャラクターです。

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ミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念し、デビューから現在までのミッキーの人気短編作品だけを収録した傑作コンピレーション!

<収録内容>
・蒸気船ウィリー(1928年)
・ミッキーの大演奏会(1935年)
・ミッキーの夢物語(1936年)
・ミッキーのライバル大騒動(1936年)
・ミッキーの造船技師(1938年)
・ミッキーの移動住宅(1938年)
・ミッキーの巨人退治(1938年)
・ミッキーの船長さん(1940年)
・ミッキーのつむじ風(1941年)
・ミッキーの誕生日(1942年)
・プルートの誕生祝(1952年)
・ミッキーの魚釣り(1953年)
・ミッキーのミニー救出大作戦(2013年)

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