メリーさんのひつじ(1830年5月24日)
「メリーさんのひつじ」はボストンの出版社Marsh, Capen & Lyon社が1830年5月24日に出版したサラ・ジョセファ・ヘイルの詩集「Poems for Our Children(私たちの子どものための詩)」で発表された童謡です。
サラは自宅のあったニューハンプシャー州ニューポートの学校で教師をしていました。ある朝、メアリーという生徒がペットの子羊を連れて教室にやってきたため、サラは子羊を教室から追い出しました。子羊は外で学校が終わるまでメアリーを待っていました。下校時間になると、子羊はメアリーに喜んで駆け寄りました。それを見ていた生徒たちが、どうして子羊はあれほどまでにメアリーのことが好きなのか疑問をもちました。サラはこの出来事から子どもたちに「親切に接すれば動物も応えてくれる」と道徳を教えました。
童謡「メリーさんのひつじ」は実際の出来事に基づいて作詞されました。1876年にメアリー・タイラー(旧姓メアリー・ソーヤー)が詩に登場するメアリーは自分のことであると申し出ています。メアリーは子どもの頃に子羊を飼っており、兄の勧めで学校に子羊を連れていった日のことを説明しました。その日、学校を訪れていたジョン・ルーストンという学生がこの出来事を見ていました。翌日、メアリーは学生から「メリーさんのひつじ」の原文の三節が書かれた紙を受け取っていたことを証言しました。しかし、青年がメアリーに渡したという「紙」は提出されなかったため、「メリーさんのひつじ」はサラが作詞したものと考えられています。
「メリーさんのひつじ」は世界で初めて録音された曲でもあります。1877年12月6日、トーマス・エジソンは自身が発明した蓄音機に自身で「メリーさんのひつじ」を歌い録音し、再生してみせました(ココログ 夜明け前「エジソンが蓄音機を公開(1877年12月6日)」)
| 固定リンク | 0
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 雪原の屈辱から逆襲そして没落へ|カノッサの屈辱(1077年1月25日)(2026.01.25)
- 成人の日の由来「元服の儀」|小正月(1月15日)(2026.01.15)
- 洋服を男性は右前、女性は左前に着る由来(2026.01.10)
- 江戸時代の色彩文化と色の三原色(2025.12.14)
- 杉玉とは?|酒蔵の軒先に吊るされた球体(2025.10.17)
「今日は何の日」カテゴリの記事
- 江戸幕府が修学と商業目的の海外渡航を許可(慶応2年1866年4月7日)(2026.04.07)
- 自転車青切符導入で暴走三輪車の摘発を検討|ライアー新聞(2026.04.01)
- ロシア使節ニコライ・レザノフが長崎から退去(文化2年 1805年3月19日)(2026.03.19)
- 靴の記念日(靴の日)(明治3年 1870年3月15日)(2026.03.15)
- 新選組総長 山南敬助の最期( 元治2年 1865年2月23日)(2026.02.23)

コメント