ピカソの本名はもの凄く長い
スペイン生まれのフランスの世界的な画家パブロ・ピカソ。ピカソは生涯に残した作品数が最も多い芸術家です。ギネスブックには、その生涯で、13500点の油絵とデッサン、10万点にも及ぶ版画、34000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作したと記録されています。

ピカソ
また、ピカソは、キュビスムの創始者とされています。キュビスムとは、ひとつの視点から見たものを絵画として描写するのではなく、様々な視点から見たものを1つの絵画として描写する表現方法です。ピカソが最初に描いたのは、Les Demoiselles d'Avignon(アビニヨンの娘たち)という絵画です。

Les Demoiselles d'Avignon(アビニヨンの娘たち)
さて、作品点数がやたらと多いことでも有名なピカソですが、ピカソは本名が非常に長いことでも有名です。
彼の本名には諸説ありますが、通説では
パブロ・ディエーゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード ルイス・イ・ピカソ
Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno María de los Remedios Crispin Cripriano de la Santísima Trinidad Ruiz y Picasso
と言われています。
ルイス・イ・ピカソは姓名であり、父親の第一姓ルイスを第1姓に、母親の第1姓ピカソを第2姓としてつなげたもので、スペインでは一般的な姓名の付け方です。
ピカソは最初のうちはパブロ・ルイス・ピカソと名乗っていましたが、後にパブロ・ピカソと名乗るようになりました。父親方の姓名ルイスを使うのをやめたのはスペインでごくありふれた姓名だったからのようです。一方、母親方の姓ピカソはめずらしい姓名のようです。
ですからピカソの名前は
パブロ・ディエーゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダードちゃん!
となります。
ところでピカソの本名は日本の落語に出てくる
じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ
よりは短いですが、ピカソの方は現実の名前です。
とてつもなく長い名前と言えるでしょう。
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