スルヤ・ボナリー選手の4回転トウループとバックフリップ
2006年トリノオリンピックのフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得した荒川静香選手(ココログ 夜明け前「荒川静香選手が金メダルを獲得(2006年2月23日)」)。完璧をめざして挑戦した演技の中に加点のイナバウアーを取り入れたのは得点だけにとらわれることなく自分らしさを表現して人々の記憶に残る最高の演技をしたかったからだそうです。その荒川選手の決意を後押ししたのが長野オリンピックでのフランスのスルヤ・ボナリー選手だったそうです。
スルヤ・ボナリー選手は1973年生まれのアフリカ系フランス人で抜群の運動能力をもつ選手でした。10歳からスケートを始め、1989年頃から頭角を現し、1989年から1998年までフランス選手権を9連覇、1991年から1995年までヨーロッパ選手権を5連覇しています。
1991年の世界選手権で、女性として世界初の4回転トウループに挑戦しています。何とか片足で着氷することはできましたが、回転不足と判定され、成功とはなりませんでした。この大会では、その他のジャンプも、失敗し、総合で5位となりました。次の動画がこのときのボナリー選手のフリー演技です。
ボナリー選手は1992年から1995年までの世界選手権で3年連続で2位となりましたが、金メダルを獲得することはできませんでした。
1994年の世界選手権では、日本の佐藤有香選手が金メダルを獲得しましたが、ボナリー選手は審査に不服だったようで、1位になれなかったことを非常に悔しがり、表彰台にあがることを踏襲しました。銀メダルのプレゼンターに促されて、表彰台にはあがりましたが、銀メダルを首から外して、審査員に抗議を表しました。
ボナリー選手の演技は技術的には高く評価されましたが、いつも演技構成点が低く評価され続けました。
ボナリー選手の最後の演技は1998年の長野オリンピックでした。ボナリー選手はフリーの演技で、ISUの規定で禁止されているバックフリップを跳びました。そして、演技が終了すると、審査員に背を向け、観客に向かってポーズを取りました。観客はスタンディングオベーションで拍手喝采しましたが、禁止技を行ったことや、ジャンプなどの失敗で大きく減点され10位となりました。次の動画がこのときのボナリー選手のフリー演技です。3分47秒あたりでバックフリップを跳びます。
Surya Bonaly (FRA) - 1998 Nagano, Figure Skating, Ladies' Free Skate
荒川静香選手はスルヤ・ボナリー選手が禁止技バックフリップにあえて挑戦したことに感動し、トリノオリンピックで自分らしさを追求する演技を行い金メダルを受賞しました。
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