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2021年3月19日 (金)

1円玉の価値

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とある小料理屋さんでの出来事。

ある日カウンターで食事をしながら飲んでいた。

そこへお客さんが入ってきて隣に座った。

久しぶりと声をかける女将さん。

どうやら女将さんとは知り合いのようだ。

このお客さんは会社を経営している社長さんらしい。

隣同士で時事問題などいろいろな話をした。

時間が過ぎ去り、お勘定となった。

財布を出す社長さん。

そのとき小銭入れから1円玉が飛び出し床に転がった。

拾ってあげようとしたら、拾う必要はないと。

1円玉を拾うには1円以上の費用がかかるというのだ。

ん?質量とエネルギーから計算すると1円拾った方がいいのは明白。

そういう話ではないらしい。

床に落ちた1円玉を見つけて手を伸ばして拾い上げて小銭に戻す。

これに5秒間かかったとする。

仮に社長さんの月給が200万円だったとすると、日給は約65,700円。

1日8時間働くとすると時給は約8,200円だ。

こんな言い方はしないが

分給料は約137円、秒給は2.28円。

だから5秒では約11円。

社長さんの仕事の時間単価を考えると1円を拾う仕事は11円ということになる。

月給100万円でも約5円である。いやいや月給は200万円よりもっと高いかもしれない。

ミスで落とした1円を拾うのに時間と労力を使うなら別のことに費やして1円以上の価値を生み出す。

それが心情らしい。

なるほどそういうものなのかと感心して聞いていたら・・・

そこに女将さんの声。

ちょっとあなたたち!

「うちの店の床に落ちた1円は誰の時間と労力を使って拾うことになるのよ」

ニヤッと意味ありげな笑い顔。

「あ゛ーっ!」と言って、すかさず1円玉を拾う。

すっかり一本取られた社長さん。

あわてて1円を探して拾うまでに10秒ぐらいはかかったぞ。

20円も使った。いや30円かもしれない。

お勘定を済ませて「また来るよ」と颯爽と帰っていく社長。

自分も勘定を済ませて店をあとにした。

一円を笑う者は一円に泣く。

これもまた重要。

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