映画「未知との遭遇」日本公開(1978年2月25日)
1978年2月25日はスティーブン・スピルバーグ監督の映画「未知との遭遇」が日本で公開された日です。
当時、自分は中学生で、公開日に友達と数名で映画館に「未知との遭遇」を見に行きました。映画について、事前に何も調べていないので、宇宙人に出あう映画を見に行くぐらいのおもむきで、どんな映画なのかは見てのお楽しみの状態でした。
その頃、宇宙ものと言えばウルトラシリーズ(1966-1975年)、宇宙戦艦ヤマト(アニメ1974年)、キャプテンハーロック(漫画1977年)、「銀河鉄道999(漫画1977年)」など日本の漫画作品、テレビのアニメ番組、アニメ映画をよく見ていました。海外作品では「謎の円盤UFO(1970年)」や「宇宙大作戦(1966年、スタートレック)」などの再放送を見ていました。
つまり、宇宙人の多くは地球を侵略しに来た悪者であり、宇宙人の映画と言えば地球人と宇宙人の戦いを主題としたものがほとんどだったのです。また、ジョージ・ルーカス監督の映画「スター・ウォーズ」が日本で公開されたのが1978年7月1日ですから、スター・ウォーズの人間同士が戦う宇宙戦争の世界観も体験していませんでした。
「未知との遭遇」は地球人に接近遭遇する宇宙人との出会いを描写します。第二次世界大戦中にバミューダトライアングルで行方不明となったアメリカ軍の戦闘機が現れるなどの怪現象に始まり、謎の発光体や飛行物体の目撃、UFOの情報を集めながら岩山の模型を作り出す技術者ロイ、飛行物体に自ら近づきそして連れ去られるジリアンの息子バリー、謎を一緒に探り始めるロイとジリアン、宇宙人の正体が明かされていきます。
この様子を見ている中学生たちは、宇宙人はどんな姿をしていていつ登場するのか、地球人が宇宙人や円盤にどのように立ち向かうのかなどを手に汗を握りながら想像し、球人と宇宙人の戦いが始まることを期待して見ていたわけですが、これが一向に宇宙人は姿を現さないのです。
やがて、宇宙人と連絡を取る方法がわかり、地球人は第三種接近遭遇の準備を開始。宇宙人から受信したデータがワイオミング州のデビルズタワーの位置を示すものであることが判明すると、デビルズタワー周辺から住民を退避させます。実は技術者ロイが作っていた岩山の模型はデビルズタワーの形そっくりだったのです。宇宙人からのメッセージを機械に頼らずに受けていた人間がいたのです。技術者はデビルズタワーに向かいます。
デビルズタワーにたくさんの円盤が現れる。いよいよ宇宙人と出くわし、戦いが始まる!
地球人が送った信号によって、たくさんの円盤は飛び去っていきました。いやいや戦いは始まらないぞ。
すると、デビルズタワーの背後から巨大な円盤が姿を現します。
色光と音(レミドドソ)でメッセージのやり取りをする宇宙人と地球人。やがて巨大な円盤はデビルズタワーの頂上に着陸、円盤の入り口が開くと、あたりが眩い光で照らされます。その光の中から連れ去られた多くの地球人が返される。その中には連れ去られた幼児もいました。そして、姿を現すたくさんの宇宙人たち。
結局のところ、宇宙人が何を目的に地球にやってきたのか明かされることはありまでんでした。宇宙人との戦いもありません。
宇宙人と言えば、すぐに侵略だ戦争だという発想でしたが、「未知との遭遇」を見て実際の世界で宇宙人がやってきたら、このような出会いになるのかもしれないと思うようになりました。遠くに突き進む山間の道路をたくさん落書きしていた記憶があります。
ところで後年ずいぶん大人になってから見た映画ですが、いやいやそんな平和な出会だけではないよという映画がありました。
巨大な円盤がやってきてあっという間に地球の侵略を開始する映画「インデペンデンス・デイ」です。
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