太陽と月の見かけの大きさは同じ
太陽の直径は1,392,000 km、月の直径は3,474.8 km、太陽の大きさは月の400倍もあります。しかし、地球から太陽と月を見たとき、それらの見かけの大きさはほとんど同じに見えます。次の写真は太陽と月を同じ倍率で撮影したものですが、ほとんど同じ大きさに写っています。
これは近くの物体は大きく見えて、遠い物体は小さく見えるという、私たちが日常経験していることから説明することができます。私たちは物体の大きさを、物体からやってきて眼に入る光の角度で認識します。そのため、同じ大きさの物体でも、近いところにあるときは角度が大きくなり、遠いところにあるときは角度が小さくなります。
地球から太陽と月までの距離、太陽と月の直径から、太陽と月の見かけの大きさ(視直径)は約0.5度と求めることができます。地球と太陽と月の位置関係から、地球から見たときの太陽と月の見かけの大きさは同じになるのです。
この視直径の求め方はココログ 光と色と「太陽と月が同じ大きさに見える理由」に図と式で解説してありますので、興味のある方は是非ご一読ください。
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