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2020年12月 7日 (月)

今季初の鱈ちり鍋

 12月に入りマダラの旬がやってきました。マダラはタラ目タラ科の魚です。タラと言えば日本近海ではマダラ・スケトウダラ・コマイが棲息していますが、普通はマダラのことをタラと呼んでいます。

 マダラは1年を通して漁獲されますが、旬の時期は産卵時期と重なる冬です。マダラは12月から翌年3月の産卵期に向け、比較的浅いところにやってきます。この時期は菊子や雲腸やタチ(マダチ)と呼ばれるオスの白子が発達し、高級食材として人気があります。

 この寒い時期にタラ料理で美味しいのはやはり鱈ちり鍋です。ちり鍋の「ちり」は魚の身を熱湯に入れれると、ちりちりに縮む様子に由来しますが、鱈ちり鍋はマダラの身がしっかりしているので、ちりちりに縮むというほどでもありません。

 さて、今年初めて頂いた鱈ちり鍋の写真がこちらです。生タラ、白子、白菜、春菊、長ネギ、キノコなど定番の鱈ちり鍋ですが、マダラが絶品です。

鱈ちり鍋
鱈ちり鍋

 この鱈ちり鍋に使われているマダラは切り身のものではなく、青森県の市場から直送されたものを店主が捌いたものです。マダラは大きなものは1 mを超えます。運が良いと解体しているところを見ることができます。次の写真は以前に撮影したものですが、かなり大きなマダラであることがわかると思います。

マダラの頭
マダラの頭部

 今回、鱈ちり鍋を頂いたの八王子にある三戸郷土料理「まる辰」さんです。写真の鱈ちり鍋は一人前1,800円。十分に食べ応えがあります。具を食べたら汁を残して、雑炊やうどんもできます。また、この時期は、マダラの味噌焼き、マダラのタラフライ、マダラと白子の茶碗蒸しなど、鍋以外にもマダラを使った料理をいろいろ食べることができます。

 Go To Eatキャンペーンが始まりましたが、例年書き入れ時の年末に来ての感染者数の増加により客席はまばらです。 新型コロナウイルスの影響で営業時間が10:00までとなっています。しばらくの間は日曜日と月曜日が定休日だそうです。お店はたいへんだと思いますが、あまり感染の心配をする必要もなく美味しい料理を食べられます。

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