おめでとう!紀平梨花選手が4回転サルコー成功
フィギュアスケート全日本選手権女子シングルで紀平梨花選手が二連覇を達成し、さらに4回転サルコーを綺麗に決めました。
女子の4回転サルコーは難易度が高く、これまで成功していたのは2002年ジュニア・グランプリ・ファイナルでの日本の安藤美姫選手、2018年世界ジュニアフィギュア選手権でのロシアのアクレサンドラ・トルソワ選手、2019年世界選手権でのカザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワ選手のみです。
安藤美姫選手は2006年のトリノオリンピックで4回転サルコーに果敢に挑戦しましたが失敗してしまいました。その後、2007年11月の練習では綺麗に4回転サルコーを飛んでいますが、もともとジャンプの得意な安藤美姫選手は連続ジャンプなどで実力をつけ、4回転サルコーは封印していました。
その後、ジャンプ力に加えて高速回転が要求される難易度が高い大きい4回転サルコーに挑戦する選手はなかなか出てこないと思っていましたが、安藤美姫選手の2007年の練習から10年以上も経過してロシアのロシアのアクレサンドラ・トルソワ選手とカザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワ選手が4回転サルコーに成功しました。
トリプルアクセルをはじめ元々ジャンプに定評のあった紀平梨花選手ですが、4回転サルコーは2019/2020ISUグランプルファイナルで挑戦して失敗していました。このシーズンはスケート・カナダでロシアのアクレサンドラ・トルソワ選手が4回転サルコーを成功させ、紀平梨花選手は2位となっていました。ファイナルでの優勝には4回転サルコーが必要と考えての挑戦と思います。
そして、その後も努力を積み重ねて、ついに今シーズンの全日本選手権で見事に成功させました。世界レベルの得点を叩き出すことができ、北京オリンピックがとても楽しみになりました。
女子フィギュアの4回転サルコーは世界で初めて成功させた安藤美姫選手の頃からずっと気になっていました。特に女子の4回転サルコーが必須になっていく中で日本人選手はどうなるのかと思っていました。
その中でジャンプの得意な紀平梨花選手には期待して見ていたのですが、4回転サルコーの着氷の瞬間、すっきりしました。そして演技終了のときには感動しました。そして、この結果に至るまでのプロセスが重要であることを教えてくれました。
紀平梨花選手、ありがとうございます!
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- 坂井 隆一郎選手が初制覇|男子100メートル第107回 日本陸上競技選手権大会(2023.06.04)
- 男子100メートル決勝 出場選手|第107回 日本陸上競技選手権大会(2023.06.04)
- 男子100メートル競争出場選手|第107回 日本陸上競技選手権大会(2023.06.01)
- フレッド・カーリー選手優勝|セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜男子100メートル競走(2023.05.23)
- フレッド・カーリー選手が出場|セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜 男子100メートル(2023.05.17)
コメント