イチョウ並木の紅葉
12月に入ってめっきり寒くなりました。街路樹のイチョウ並木もすっかり紅葉し、葉を落とし始めています。
イチョウは早く成長する、病害虫が少ない、排気ガスなどにも強いなど街路樹として優れた性質をもっています。また、枝を落として剪定しても弱ることがなく、街路樹として適切な枝振りに保つことができます。
イチョウ並木と言えば銀杏ですが、このあたりのイチョウには銀杏がなりません。イチョウの木には雄株と雌株があり、銀杏がなるのは雌株のイチョウだけです。銀杏は臭いがきついため、街路樹としてはに雄株のイチョウの木が植えられていることが多いのです。イチョウの雄株と雌株は見分けるのが難しいため、街路樹には接ぎ木や挿し木で作った雄株のクローンが使われています。
ところで紅葉と言ってもイチョウの葉は赤く染まることはありません。イチョウのように木々の葉が黄色に染まることを黄葉と言いますが、黄葉を含めて木々の色が秋が深まり色づくことを紅葉と呼んでいます。紅葉が起こる仕組みについて興味のある方はココログ「光と色と」の「木々の葉が黄色や赤色に色付く理由|紅葉の仕組み」をご一読ください。
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